NPK値とは、何を指しているの？

育てる以上は、作物に正しい量の栄養を与えたいとお考えのことでしょう。NPK値が、そのお手伝いをできるかもしれません。これは通常、肥料のパッケージに記載されており、窒素、リン、カリウムがどれだけ含まれているかを示しています。NPK値は、作物の健康をサポートします。

窒素 – N

Nは、窒素を表しています。窒素 によって、葉っぱと茎は美しい緑になります。植物の成長の一助となります。もし、窒素が十分でないと、葉っぱは黄色くなります。逆に窒素が多すぎても、良くありません。そうすると、植物の力が弱まり、病気や菌や霜、害虫などの影響を受けやすくなります。

リン – P

Pは、リンを表しています。リンは、呼吸、エネルギー供給、根の発達、開花を促進し、収穫物の寿命を長くします。作物にリンが不足すると、葉っぱは紫色あるいは青色になり 根の発達に支障をきたします。作物は小さいままです。リンが過剰になることは稀です。ここで述べたように、微量元素の不足は間接的に植物に害を及ぼす可能性があります。

カリウム – K

Kは、カリウムを表しています。カリウムは主に炭水化物、そして水を運び、作物を強くして果実や根を形作り、作物をより強くします。カリウムが不足すると、根の形成に影響し、植物全体がしおれた感じになります。またカリウムが過剰になると、塩分濃度が高くなり、植物がうまく栄養を吸収できなくなります。

NPK値の読み方

たとえば、肥料のパッケージに、29-18-9というNPK値が記載してありますか？記載されていれば、その肥料には29パーセントの窒素、18パーセントのリン、9パーセントのカリウムが含まれているということを意味します。植物は三つすべての栄養素を必要としますが、植物にはさまざまな段階があります。それぞれの段階で異なる量の栄養素が投与されます。たとえば、植物の 成長段階ではより多くの窒素が、そして開花段階ではより多くのカリウムが必要となります。

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